柔道の一期生の誇り!歴史を築く徳田 慎之介さん

徳田 慎之介さんインタビュー動画

徳田 慎之介さん

profile

福岡県出身。
6歳で柔道をはじめ、高校生のときに福岡県大会で優勝。
帝京科学大学柔道部の1期生として入学し、先輩がいない中でチーム作りに貢献。
東京二部インカレ団体戦で優勝を成し遂げた。
現在は母校である帝京科学大学で大学職員として働く。

忙しい学生生活、メリハリをつけて乗り越えた

学部はどのようにお決めになりましたか。

柔道部が在籍できる学部っていうのはある程度決められていたんですけど、その中でも自分元々教員になることを目指していたので、児童教育の方に決めました。
ちょっと大変でしたね。授業をやって、部活もやって、寮に戻って、寮の中にピアノ室があったので、そこでみんなでピアノ練習したりもしましたし。やっぱり柔道で結構時間も取られるといいますか、費やしていたので、空いている時間を見つけていろいろ勉強をしたりしていました。1日のうちで必ず30分だったり、1時間であったり、時間を決めてその間はしっかりとやっていうのを心がけていました。

大学でこれを勉強しておけばよかった、ということはありますか。

卒業単位に含まれていた科目で心理学があって、認定心理士っていう資格も取れるような学科だったんですけど、その認定心理士の方の勉強をもうもう少しやっておけばよかったかなと。できればそ資格も取れたらよかったのかなと思います。
やっぱり学生と接していて、相手が何を求めているかっていうのを会話の中からを探っていくことっていうのがありまして。そういったときに心理系の勉強してれば、会話の引き出しとかがもっとあったんじゃないかなと思いますね。

部活でも寮でも一緒。濃くて充実した大学生活

大学の部活動はいかがでしたか。

やっぱり厳しかったですね。朝練からあって、その後授業に行って、授業が終わったら練習をしてまた寮に帰って自主練というような1日を過ごしていたので、なかなかハードですね。
寮生活はすごく楽しかったと思います。部活の人たちと喧嘩もありました。ありましたけど、やっぱり毎日一緒にいて毎日ご飯食べて、一緒にお風呂入ったりして、すごい濃い時間を過ごしていたので。

部活の一期生という中で、大変ではなかったですか。

そうですね。最初先輩たちがいない状況で、一期生が20人弱ぐらいだったんですが、何もルールも伝統もないですし、全部自分たちでやっていくしかなかったので、そのあたりはすごく苦労しました。
いろいろ物事を決めたりとか、練習もそうですし、自分たちでやるしかなかったので。大学の一年生の1年間っていうのがすごく苦労したといいますか。でもその反面、充実した1年ではあったのかなと思います。練習方法であったり、あとは全寮制だったんですけど、寮の中での生活のルールっていうのを自分たちで何回も話し合いながら決めていきました。
あとは柔道強くならなきゃいけないので、どうやったら勝てるかっていうのも何度も話し合いながらやっていました。一年生のちょうど11月か12月ぐらいなんですが、東京都の二部の大会がありまして、そこで団体戦で優勝することができました。

高いレベルの中にいれば、自分の力も上がる

大学の部活動に入ることの意義はどのようなところだと思われますか。

より高いレベルで自分の力を試すことができるっていうところですかね。
大学の体育会はレベルがすごく高い。少なくとも柔道はそうだと思います。より高いレベルに身を置ける、その中で自分の力を試すことができる。
追いつこう、追い抜こうとすると自然に自分の競技力も上がりますし、考え方や、あとは私生活っていうのも自然と変わってくるものだと僕は思うんですよね。ですから、そのレベルの高い環境に身を置くっていうのも自分自身を成長させる意味ではすごくいいことだと思います。

今大学生に戻られたとしたらこうする、ということはありますか。

そうですね、授業の空き時間とか練習終わった後、あとは休日とかに、もっと量もそうですし、あとは質に関してはもっと専門的な知識を、柔道部以外のところから取り入れることができたんじゃないかっていうのもあって。他の競技、他のスポーツからいろいろ練習法や、トレーニング法っていうのを取り入れることができたんじゃないかっていうのがありまして。もし戻ったらそういうところを積極的に改善できたらいいなと思います。

高校生に伝えたいことはありますか。

「今を全力で楽しむ」ですね。
競技とか自分が興味を持ってることに対して全力で取り組むってことがすごく大事だと思いますし、後悔しないためにもうその全力で何かをやったっていうことがすごく大事だと思うので、今何か興味を持ったり、少しでも気になってることがあれば、それに対しても全力で向かって楽しんで欲しいなと思います。

 

このページの先頭へ戻る