大塚美莉さんインタビュー動画
profile
埼玉県出身。
アメフトの実業団に所属していた父の影響で、幼い頃からトレーナーに憧れを持つ。
埼玉栄高校・平成国際大学のバレー部に所属し、卒業後は世界200店舗を誇るドクターストレッチ(株式会社nobitel)に就職。
ストレッチスキルを競うコンテストでは、ルーキー枠で優勝するなど、現在も夢の実現に向けて邁進中。
自己紹介をお願いいたします。
株式会社nobitelの中にある、ドクターストレッチの川口キャスティ店で働いております。お客様に一対一でストレッチをかけさせていただいています。
大学は平成国際大学出身で、学科がスポーツ健康学部スポーツ健康学科っていう学部に所属してました。主にスポーツだったり、スポーツに関するマネジメントだったり、その他技術だったりを学んでいました。
どのような経緯で進学先を決めましたか?
「大学には行った方がいい」と両親が言っていたので、大学にしようかなって思ったんです。トレーナー(になりたい)っていうのがあったので、専門学校も考えたんですけど、2年間ではちょっと短いなって思って。
大学に上がったほうが勉強するのも専門よりはちょっと路線はズレるけど、学べることは多いんじゃないかなと思いました。
平成国際大学は私達の代からちょうどスポーツ健康学部という学部が設立されたので、それにちょっと興味を持ったっていうのもありました。
大学で、新しいバレーのやりがいを知った
大学の部活はいかがでしたか。
バレー部自体は中学校から入っていて、チーム内でも身長が一番ちっちゃいほうにいたので、中高まではスパイカーっていうポジションで飛んで打つ人だったんですけど、やっぱり周りが大きい人たちなので、「ちっちゃいなりにどうやって空中戦で戦うか」っていうのは結構考えました。スランプもあったので、そこは壁に当たったりしたんですけど、知り合いの人に「ちっちゃいからただ打っても決まらないからね」って言われて、他の戦い方を知ってからはスランプをちょっと抜けた感じはしました。
ただ、大学に入ったら、大きい人たちとの身長差が20センチ以上あって。「もうスパイクはやっていけない」って思ったので、レシーブの専門ポジションに自然と移ってボールを落とさないっていう覚悟でずっとやっていたし、Bチームにいる以上負けてられないっていうのがあったので、「意地でも拾ってやる」って気持ちでずっとやっていました。
レシーバーはやっぱちょっと地味なポジションにはなるので、どうしてもそのギャップにはあったんですけど・・・でも、強い相手チームの強打をどんな体勢でも取ったり、誰かが弾いたボールを走って取りに行ったりっていうナイスプレーじゃないけど、ファインプレーのようなプレーを出すと、違う歓声が出てくるのが自分的にはそれはすごい嬉しくて、スパイカーとはまた違ったやりがいを感じていました。
今につながる、「負けてられない」という気持ち
部活が今の生活やお仕事に活きていることはありますか。
そうですね。やっぱり10年間バレーやっていると、中には辞めたい時期とかもあったんですけど、負けず嫌いっていうのもあるので「そこで負けてたまるか」みたいな、そういう気持ちが出てきて、ずっと10年間続けていたっていうのがあって、継続力はその10年間でついたかなって思います。
今の仕事場に入って、最初の時期はつらかったしやめたいって思った時期も正直あったんですけど、お客様に指名を頂きはじめてからは「こんなんでやめてらんないな」って気持ちもあったし、新人がどんどん入ってくるようになると、「こっちにも負けてられない」っていう気持ちがあるので、やめたいって気持ちはもうなくなって、どんどん上に上がっていきたいっていう気持ちは今強いです。
「これを学んでよかった」と思うことはありますか。
テーピングの勉強があったのは一番興味深かったです。
テーピングの技術自体なかなか専門学校じゃないと学べないようなことだと思うので。それを普通の4大でやってくれるっていうのはかなり大きかったと思います。
「これはもうちょっと勉強すればよかった」と思うことはありますか。
解剖学ですね。今の仕事でやっぱり筋肉や人間の体の構造っていうのが必要になってくるんですけど、その大学の解剖学自体は何かの授業とかぶって選択してなくて。そのまま卒業したっていうのがあるので、今考えると取っておけばよかったと思っています。
大学生のときの自分に伝えたいことはありますか。
「勉強だけはちゃんとやっとけよ」って言いたいですね。仕事もそうだし、将来的なことを考えて「勉強は絶対やっとかないといけないな」ってすごく思ったのと、勉強がすごく嫌いな学生時代だったので、さぼったりとか授業中寝ちゃったりとかが結構あったので。ちゃんと終わった後に友達に聞いたりして、自分で復習したりっていうのが大事になってくるんじゃないかなって思います。
コロナ禍だけれど、やりたいことを諦めないで
高校生にメッセージをお願いいたします。
自分のやりたいことをちゃんと追いかけるっていうのは大事かなと思います。
大学もそうだけど、私達のちょうど23・24歳っていう人たちは、就職活動がちょうどコロナ禍で大変な時期だったので、スポーツ業界は結構おすすめはされなかったときになります。「やめた方がいいんじゃない」とか、「今の業界は危ないよ」って言われてたんですけど、それを振り切って私は今この業界に入ったので、やっぱやりたいことを続けるっていうのもあるし、自分がやりたいことを追いかけ続けるっていうのは大事かなと思います。
あと諦めない気持ちが大事になると思うので、部活を大学でも続けたいとか、自分のやりたいことを大学でもやりたいっていう人たちがいれば諦めないで、今そのやりたいことを追いかけるべきなのではないかなと私は思っています。
就職活動っていうときにも自分がやりたい道を突き進んでいけば、悔いのないような就職先だったり、いい人たちにも恵まれると思うので、諦めない心が大事だと思います。