【スポーツの進路解決!】スポーツ関連の仕事の学問分野や資格取得を徹底解説

2024年3月21日

「スポーツ業界で働くには、どういう大学に進めばいいの?」
「スポーツ業界に有利な資格ってどんなものがあるの?」

スポーツに熱中したことのある人は、将来スポーツに関係した仕事に就きたいと考えることがあるでしょう。
スポーツ選手にならなくても、スポーツに関係する仕事は、意外とたくさんあるものです。
スポーツが好きな人に向いてる仕事を知ることができれば、進路の選択肢は広がることでしょう。
今回は、スポーツ系進路を考える上でのポイントや、スポーツ関連の仕事を学問の分野別に解説します。

またスポーツ関連の仕事の中でも、特に資格の必要な仕事とそうでない仕事があることも紹介していきます。
最後には、実際に大学や専門学校が取得可能としている具体的な資格も紹介していきます。
これから進路を選択する上での参考にしてみて下さい。

スポーツ系の進路を考える上でのポイント

スポーツが好きで、将来はスポーツに関わる仕事で活躍したいと考える学生は多くいます。
しかし、進路の選び方を間違えてしまうことで、憧れの仕事から遠ざかってしまうことがありますから、スポーツ系の進路を選択する時には、以下の3つのポイントに当てはまるかどうか調べてから進学するようにしましょう。

スポーツの専門性を身に付けられるか

続けたいスポーツや、究めていきたいスポーツがある場合、選択した進路に専門的な学びがあるかどうか調べておきましょう。
スポーツを学問として学べる学校もありますが、「学んでみたい指導者」がいる学校や、「全国的な強豪チーム」のある学校も、専門的なスポーツの技術を身に付けることができます。
興味のあるスポーツの専門性を身に付けることは、自分自身のモチベーションにつながるでしょう。

スポーツ関連の資格が取得できるか

進学先では、卒業する時にどのようなスポーツ関連の資格を取得できるのか確認しておきましょう。
卒業後に就職する時、スポーツ関連の資格があれば履歴書に書くことができます。
在学中に資格を取得していれば、就職後に即戦力として働くことができるため、スポーツ関連の就職に向けて大きなアドバンテージとなるでしょう。

スポーツに関する実践的な授業や実習があるか

スポーツに関する実践的な授業があるかどうかを調べておきましょう。
選択性でも良いですし、短期間の集中講座でも良いでしょう。
スポーツに関する実践的な学びを経験できることで、自分の適性や向き不向きについて、考える機会になります。
実践的な学びを通して、スポーツ関連の仕事に就くビジョンが持ちやすくなります。

学問分野別のスポーツに関わる進路や仕事

どんな学問分野に進むと、この仕事に就けるという100%の進路はありません。
しかし専門に学んだ分野は、仕事をする上で役立つことでしょう。
ここでは、具体的な4つの学問と、学問と共通点の多い進路や仕事を紹介します。

医療・福祉・健康分野

人間の体について、専門的に学ぶことで、スポーツに関わる体の動きや回復について実践的に知ることができます。
効率的にトレーニングをしたいスポーツ選手や、怪我をしたスポーツ選手などに的確なサポートができるようになるでしょう。

具体的には、以下のような仕事があります。

  • スポーツトレーナー
  • リハビリトレーナー
  • メディカルトレーナー
  • レクリエーションインストラクター
  • 理学療法士
  • 作業療法士
  • 柔道整復師
  • 整体師
  • 鍼灸師

公共政策・教育・心理分野

メンタル面や考え方について、専門的に理解できる分野です。
スポーツ選手の心のケアや、スポーツ施設の在り方などに興味がある人におすすめです。
スポーツ競技を楽しむのは、現役選手だけではありません。
地域の子供から高齢者まで全ての人がスポーツを楽しめるように、裾野を広げていく仕事につながるでしょう。

具体的には、以下のような仕事があります。

  • インストラクター
  • カウンセラー
  • 教諭
  • 警察官
  • 地方公務員

社会学・情報テクノロジー分野

社会で起きている事象に対して様々な解釈をする分野です。
常に進化していく社会に対応するため、新しい知識や情報を収集することの好きな人に向いています。
スポーツ業界全体を俯瞰しながら、広く情報を発信していく仕事につながるでしょう。

具体的には、以下のような仕事があります。

  • スポーツジャーナリスト
  • スポーツカメラマン
  • スポーツメディアの編集者
  • スポーツメディアの記者

経営・経済分野

企業の経営や、経済の流れについて学ぶことができる分野です。
これまでのスポーツがどのような経済効果を生み出してきたのか、経済のからくりを学ぶことができます。
スポーツにまつわるお金の流れを理解することで、スポーツイベントの企画を立案することができたり、スポーツ選手の契約を支えることができるようになったりするでしょう。

具体的には、以下のような仕事があります。

  • スポーツプロモーター
  • スポーツエージェント

スポーツの進路に関わる資格

スポーツ関連の仕事の中でも、資格が必要な仕事とそうでない仕事があります。
資格が必要な場合は、学生時代にスポーツ関連の資格を取得できる進路を選んだ方が、希望の仕事につながるでしょう。

スポーツに関わる進路で資格の必要な仕事

・理学療法士
理学療法士になるためには、国家試験に合格して資格を取る必要があります。
ただし、国家試験を受験するためには、認定を受けている養成校で3年以上、一般教養科目、専門基礎科目、専門科目、臨床実習の4種類を学び、必要な知識と技術を身につけることが必要です。
参照:理学療法士になるには - 公益社団法人 日本理学療法士協会

・作業療法士
作業療法士になるためには、国家試験に合格して資格を取る必要があります。
ただし、国家試験を受験するためには、養成課程のある大学や短大、都道府県知事が指定する作業療法士養成施設で3年以上、必要な知識と技能を学ぶことが必要です。
参照:作業療法士になるには - 一般社団法人 日本作業療法士協会

・柔道整復師
柔道整復師になるためには、国家試験に合格して資格を取る必要があります。
ただし、国家試験を受験するためには、柔道整復師養成施設として認定されている専門学校や短大、大学で所定の科目を履修し、卒業する必要があります。
実技審査は、在学中に実施されます。
そのため国家試験では、筆記試験のみの実施となります。
参照:柔道整復師になるには - 公益社団法人 全国柔道整復学校協会

・鍼灸師
鍼灸師になるためには、「はり師」と「きゅう師」の2つの国家試験に合格して資格を取る必要があります。
ただし、どちらの国家資格も受験するためには、文部科学大臣の認定した学校または厚生労働大臣の認定した養成施設で3年以上、知識・技能を修得する必要があります。
2つの国家試験ではあるものの、「はり理論」と「きゅう理論」以外は共通科目のため、どちらかの国家試験で共通科目を受ければ、もう片方の国家試験では共通科目は免除されます。
参照:試験概要 - 公益財団法人東洋療法研修試験財団

スポーツに関わる進路で資格の不要な仕事

  • スポーツ用品メーカー勤務
  • スポーツ施設勤務
  • 競技団体の所属する財団法人勤務

このようなスポーツ関連企業や団体へ就職する場合、特に資格は必要ありません。
学生時代の部活動の成績や経験などが評価されます。
大手スポーツ関連企業は、大変人気でライバルが多い職種です。
スポーツ関連企業の中には、海外進出で販路を広げようとしている企業もあります。
在学中に英語などの外国語の技能をしっかりと習得できれば、就職のチャンスを広げることができます。
スポーツ関連の資格を習得できない環境の場合、TOEICや語学検定などを積極的に受けて、海外で活躍できる人材であることをアピールできるようにしておくと良いでしょう。

TOEICでは730点以上で、「どんな状況でも適切なコミュニケーションができる素地を備えている」レベルであると示されています。
参照:TOEICスコアとコミュニケーション能力レベルとの相関表 - 一般社団法人 国際ビジネスコミュニケーション協会

大学や専門学校の進路選択でスポーツ関連資格

実際に早稲田大学、大東文化大学、日本体育大学医療専門学校に進路を決定した場合、どのようなスポーツ関連の資格が取得できるのかを紹介します。

(例1)早稲田大学スポーツ科学部の場合

早稲田大学スポーツ科学部は、卒業生の68%以上が入学時に希望していた進路に進んでいることから、大変満足度の高い学科だということが分かります。
大学院への進学で、研究分野を追究する学生も多いです。
進路として選択することで、以下のような資格にチャレンジすることが可能です。

  • 中学(保健体育科)の教員免許
  • 高校(保健体育科)の教員免許
  • 日本サッカー協会公認 C級コーチ・D級コーチ
  • 日本スポーツ協会 コーチ1~3
  • アスレティックトレーナー
  • アシスタントマネージャー(スポーツビジネスコースのみ)
  • 日本水泳連盟 水泳コーチ1・3
  • 健康運動指導士(健康スポーツコースのみ)
  • CSCS(Certified Strength and Conditioning Specialist)
  • NSCA-CPT(NSCA Certified Personal Trainer)
  • 日本パラスポーツ協会 初級 障がい者スポーツ指導員

参照:卒業後の進路と資格 – 早稲田大学 スポーツ科学部

(例2)大東文化大学スポーツ健康科学部の場合

大東文化大学スポーツ健康科学部は、公務員や教員、教育学習支援に携わる進路を選んでいる人が23%と、安定した進路を選ぶ傾向にあります。
進路として選択することで、以下のような資格にチャレンジすることが可能です。

  • 中学(保健体育科)の教員免許
  • 高校(保健体育科)の教員免許
  • JATI-ATI
  • CSCS(Certified Strength and Conditioning Specialist)
  • NSCA-CPT(NSCA Certified Personal Trainer)
  • スポーツ指導者
  • 健康運動指導士
  • ジュニアスポーツ指導員
  • 日本パラスポーツ協会 初級 障がい者スポーツ指導員

参照:資格・卒業後の進路 – 大東文化大学スポーツ健康科学部

(例3)日本体育大学医療専門学校の場合

柔道整復師を目指すことのできる日本体育大学医療専門学校では、新卒での国家試験合格率が82.4%と、大変高い比率となっています。
進路として選択することで、以下のような資格にチャレンジすることが可能です。

柔道整復師

  • 鍼灸師
  • あん摩マッサージ指圧師
  • 理学療法士
  • ケアマネジャー
  • アスレティックトレーナー
  • 健康運動指導士
  • 看護師

参照:目指せる資格 – 日本体育大学医療専門学校

スポーツの進路を目指すなら資格の取得

今回は、スポーツ系進路を選択する上でのポイントや、スポーツ関連の仕事を学問の分野別に解説してきました。
進路として検討している学校にスポーツの専門性向上や、資格、実技の授業が整っているのかをオープンキャンパスなどに参加し、しっかりと調べてみましょう。
また、直接はスポーツに関係しなさそうな学問でも、興味のある学問分野を深く調べてみると、「スポーツ心理学」や「スポーツ社会学」といった狭い学問分野でスポーツと関係することがあります。
「自分の関心事×スポーツ」といった目線でも、進路を考えてみると良いでしょう。
スポーツ関連の仕事の中には、資格は必要でないが英語力を求められる場合があることも紹介してきました。
進路選択後は、資格の取得や語学のスコアアップなどスポーツ関連の進路へつながるよう努力を続けましょう。

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