2023年11月9日
スポーツ × マーケティング ってどんな仕事?
スポーツに関連する商品やサービスが売れる仕組みを作る仕事
たとえば・・・
- 市場調査を行い、分析をする
- 新商品の販売計画を考える
- 効果的にアプローチするための計画を考える
- 戦略の検証をする
など
今回は、現役大学生がスポーツにまつわるお仕事をご紹介します!
廣瀬 莉紗(ひろせ りさ)さん
- 出身
- 埼玉
- 経験スポーツ
- チアダンス・テニス・水泳(現在はメインで女子バスケチームを担当)
- 大学
- 立教大学
- 高校生の時の夢
- CA、インストラクター、ダンススタジオ経営
- 得意科目
- 体育、現代文
- 苦手科目
- 物理
- 勤務先
- 株式会社ドーム スポーツマーケティング部

廣瀬(ひろせ)さんに現役大学生がインタビュー
お仕事内容について教えてください。

スポーツマーケティング部に所属していて、スポーツチームや選手のサポート、イベントの企画運営などを通じたマーケティングの仕事をしています。

私の担当はウィメンズカテゴリーで、特に女子バスケを中心に、今は7チームほど担当しています。

具体的にサポートは何をされているのですか。

契約チームに対してアンダーアーマーのユニフォームや練習着を提供したり、一緒にプロジェクトやイベント、キャンペーンを実施する場合にはチームと打ち合わせなどを行い実行していきます。

仕事のやりがいは何がありますか?

チームが生き生きしている瞬間を生で見られることですね。

一番思い出に残っているのは、女子バスケのオールスターでユニフォームなどを提供するサプライヤーをさせていただいたときです。

当日はサポートでお手伝いをしましたが、会場では選手によるグッズ販売もあり、多くのお客様に商品を買っていただき、弊社の取り組みを知っていただく機会となりました。

イベント終了後、総括の先輩方と一緒に振り返りをしましたが、リーグの方や選手の反応を見ても成功を実感しました。

イベントの熱量がファンの人に届いていて、選手も楽しんでいただいていると感じたことが嬉しかったです。


逆に大変なことはありますか?

本当にマーケティングの効果があるのかを確かめる手段が多様なところです。

何を持って達成できたか、効果があったのか、終わりが見えないことが大変なところでもあり、課題でもありますね。

どういった経緯で今のお仕事を選択されましたか?

元々チアダンスを長くやっていたので、スポーツに関わる仕事がしたいと思うようになりました。

チアダンスをサポートするメーカーが中々ない中、唯一大会のスポンサーをしていたことがきっかけとなり、アンダーアーマーで働きたいと思いました。

女性スポーツと学生スポーツを広めたいという夢があり、大学との連携が強いドームに魅力を感じました。

スポーツマーケティングを学ぶために大学を選んだとかはありますか。

正直特になくて。高校生時代はマーケティングという言葉はあまり知らなくて、どうしたら人の心を動かせるのかということに興味を持っていたのでそれを学べる学部で大学は選びました。

スポーツマーケティングはいつ知ったのですか?

大学です。経営学で経営手法を学んでいく中で一番惹かれたのがマーケティングで、特にスポーツマーケティング専門のゼミに所属したのがきっかけでした。

大学の授業での気づきが多かったですね。

1日のスケジュールを教えてください。

9:00
取引先とメール対応
10:30
カタログチェック
12:00
ランチ
13:00
メール対応、資料作成
14:00
売上チェック
15:00
定例の仕事
16:00
ミーティング
17:00
メール対応
18:00
退社
今は来シーズンの販売計画を作っています。朝一番はメールチェックから入ります。

その後にカタログをチェックしてチームや選手に合う商品を探します。導入商品を選定しているうちにあっという間にお昼の時間がきていて。

お昼の後は午前中にピックアップしていた商品を取引先へ提案するための資料作成に入ります。

日によってはチームやバスケカテゴリー全体としてのミーティングがある日も。スポーツマーケティングは不規則なスケジュールが多いです。

一日中外出で打ち合わせするときもあれば、社内でずっと対応することもあるので、毎日異なるスケジュールで動いています。

10時から19時ぐらいまで仕事するときもあれば、今もチアをやっているので、夜に練習があるときは、朝早くから仕事を始めています。


スポーツマーケティングで必要となる資格はあるのですか?

必要な資格は何も無くて、一番はスポーツが好きというのが重要だと思っています。

そして、気持ちの持ち方として、先ほどお伝えしたように、マーケティングの効果を確かめる手段が多様な中で、どのように進めるか、決断を迫られるときやちょっと我慢が必要なときなど、いろんな場面があると思います。

失敗をしてもいいので、失敗を恐れない心を持つことが大事だと感じます。

どんな人がこの仕事を楽しめると思いますか?

「トライアンドエラー」が本当に大事だと思っています。

失敗を恐れて行動に移さないとチャンスが掴めないし後悔してしまうので、「失敗することが成長のカギ」と思えるメンタルは持っていてほしいです。

肝が良い意味で据わっている人がいいですね。

とはいえ、失敗は怖いです。

失敗=怒られる、責められるというイメージが強いからこそ怖いという感情があります。もうやる!と決めたらどうなってもその時の最善を考えようと”覚悟”することが重要です。

仮に自分が何かチャレンジしたものに対して頭ごなしに怒ってくることがあれば、その大人が間違っていると思います。誰かを傷つけてしまったら怒られて反省するべきですが。

本当に自分がやりたいと思ったことをやって、仮に失敗してしまい怒られるようなことがあっても全然いいと思うので、それを怖い、悪いっていう概念を無くすのがいいと思います。


学生時代の経験が今の仕事に活きていますか?

チアダンスは団体競技で、もう一糸乱れぬ動きで演技をすることが求められるので、そこから得たものが大きいです。

一人で何かするときは、自分の好きにやりたい放題できますが、チームスポーツはそうはいきません。

いろんな意見を持つ先生や同級生と一緒に同じ目標を叶えていかなければならない。そこはスポーツマーケティングという仕事に限ったことではないと思います。

いろんな人がいる中でどうやって目標を達成するかというのは、高校時代に培ったチアの経験がかなり大きく仕事につながっているなと感じています。

最後に高校生へメッセージをお願いいたします。

高校生のみなさんへ
学生は選択肢が無限だと思うので、好きなことを見つけて、将来何をしたいのか、どんな大人になりたいのか探してほしいです。もちろん、すぐに道が見つかる人もいれば、中々見つからない人もいるかと思います。
ですが、興味関心を持ったことを深掘りして、見つけた興味関心の対象の幅を広げて、自分の好きと嫌いを認識させることを高校生の時からやっていってほしいです。
もし、好きを見つけたならば、その好きから発展させて、例えばK-POP好きならK-POPから韓国語を学んでみようとかそういうところに広げてほしいです。
「好きの深堀」が一番大事かなと思います 。
学生は選択肢が無限だと思うので、好きなことを見つけて、将来何をしたいのか、どんな大人になりたいのか探してほしいです。もちろん、すぐに道が見つかる人もいれば、中々見つからない人もいるかと思います。
ですが、興味関心を持ったことを深掘りして、見つけた興味関心の対象の幅を広げて、自分の好きと嫌いを認識させることを高校生の時からやっていってほしいです。
もし、好きを見つけたならば、その好きから発展させて、例えばK-POP好きならK-POPから韓国語を学んでみようとかそういうところに広げてほしいです。
「好きの深堀」が一番大事かなと思います 。
